すっかり冬の気配が近づいてきました。
先日、宮津で紙漉きをされてる方から柿渋紙のサンプルをいただきました。
柿渋は未熟な渋柿から取った絞り汁を発酵・熟成させてつくる液体のことで、古くから防腐剤として木に塗ったり布を染めたりするのに使われてきました。
今回は建具に柿渋紙を貼りたいと思い、サンプルを取り寄せました。
染める回数や、防水加工、葉っぱの模様が入ってるなどで色合いや仕上がりが違い、どれも素敵です。
柿渋で紙を染めると独特の味わい深い茶色に色づき、町家の古い柱梁や土壁によくなじみます。
建具になるのが楽しみです🎶
設計/真鍋 有紀子