『池袋ウエストゲートパーク』や『木更津キャッツアイ』、最近では『不適切にもほどがある!』など、クドカン作品が好きでちょくちょく見ています。
クドカン作品には同じ役者さんがたびたび登場しますが、これはお互いに深い信頼関係があり、それぞれの特性やスタイルを熟知しているからだと思います。
ドラマは長い時間をかけて作品を一緒に作り上げるため、役者さんたちはクドカン作品特有の世界観を毎回一から細かく説明されなくても理解し、監督の意図を自然に感じ取れるようになっているのでしょう(多分)。
こうした「おなじみのメンバー」が生み出す一貫した雰囲気は、クドカン作品らしさを強める要素だと思いますが、この「おなじみのメンバー」という存在は、私にとっても非常に大事な要素だと感じます。
というのも、工務店で設計と施工を一括して行う仕組みにも通じるものがあるからです。
工務店では、設計と施工を同じチームで進めることで、設計段階から施工の知見を反映させたり、施工側も設計側の意図を汲み取ってくれたり、毎回同じ職人さんと打ち合わせをしながら家づくりを進められるため、設計側としても大きな安心感があります。
ちなみに、LIVでは不動産も同じグループで取り扱っているため、設計・施工だけでなく、土地の紹介から家づくりを一貫してサポートできる強みがあります。
この一貫性こそが、お客様に安心して家づくりを任せていただける理由の一つだと感じています。
設計/奥田 渉