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関西初の木造ビル・LIV本社から学ぶこと

ブログ
2025.9.8
このブログを書いた人

LSH staff

こんにちは、設計の奥田です。

9月1日で入社から1年が経ちました。そして会社合併をきっかけに、8月より長岡から洛西口のLIV本社へと拠点を移しました。

LIV本社は2016年竣工で、「関西初の木造ビル」と言われているのですが、日々働きながら空間を観察していると、「ここはきっとこんな意図で設計されたのでは?」と想像したくなる瞬間がいくつもあります。そういう想像をするのが結構楽しかったりします。

今回はその一部をご紹介します。

まず、2階の構成。
私がいるのは5階建てのうちの2階フロア。上階を支えるために構造上どうしても多くの「壁」が必要になります。
その壁をただただ構造的に置くだけでなく、デザインにうまく昇華させている点が印象的です。
耐力壁や梁をアールで包み込み、その先に同じ形の開口を仕込むことで曲線が連続し、自然と視線を外へと導いています。

次に廊下。
普通なら単調な通路ですが、照明の配置ひとつで「ただの通路」が「ギャラリー」っぽく感じます。
壁際を照らすダウンライトやブラケット照明が、木質壁に陰影を与え高級感を生んでいるからでしょうか。
天井に並ぶ非常灯と煙感知器のラインをダウンライトとあえてずらし、天井の見え方を整理しているところも良いです。
こういう細部まで気を配れる方が設計したんだなと感じます。

そしてその木質壁の仕上げも徹底しています。
木質壁の割付は扉や開口のラインと揃えられ、目地は一切ずれていない。無意識の違和感を排除することで、空間全体が静かに整っています。

結果として、構造・仕上げ・開口がひとつに統合され、落ち着きと統一感を持った空間ができあがっています。

こんな感じで、意図を感じさせる設計をするのは、強いこだわりを持つ人にしかできないことだと思います。
そのこだわりは一手間二手間かかるから効率的ではないかもしれない。
でも、私はその非効率の中にこそやはり価値があるな、と感じています。

日々この空間で働きながら、「自分は果たして意図を感じさせる設計ができているだろうか」と自戒するきっかけになりそうです。


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設計/奥田 渉

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